2019-01-01から1年間の記事一覧

月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり。

ふと、古戦場って行ったことがないなと思い立った。 思い立ったが吉日の精神としては今すぐ新幹線にでも飛び乗りたいのだけど、あいにく時は午前12時半。もうこだま号もひかり号も走ってくれない。一縷ののぞみもない。シャワーも浴びてしまったし、部屋に流…

待たっき

紺碧の空に今打ち上げた声で君の居場所を作ることが出来たら 春風を待ち 夏風を待ち僕はいつしか君と手をつなぎ 心臓 / セツナブルースター *** ふと、いま自分が待っている物事を思い出していた。 今年の12月はやたらと予定を詰め込んでしまって、みんな…

色即是空

夏が過ぎてしまった。 自分のことに即して言い換えれば、何も考えずに過ごせる季節が終わってしまった。 暑い時期はどこに居ても何をしてても、暑い事だけを考えていればいいような気がするんですよね。はたまた、単に休みが多くて楽しいことばかり考えてい…

力のつかいどころ

休日の特権とは、一番元気な自分を自分のために使えることである。 1本のカステラはどこで切り分けられても等しくうまい(またはまずい)みたいに、起きてから寝るまでの時間コンディションが一定だったら分かりがいいんだけど、あいにく人間そう上手く出来て…

べつにゲイじゃなくても

子どもの頃から道具にはこだわらない性格でした。 毎日使うようなものはだいたい壊れるまで使い倒して、寂しい気持ちで買い替えるまで「新しいものがあればきっと今よりよくなるだろう」って考える気持ちが、あまり強くなかったのです。 思えば、今までに手…

無限遠点

帰らぬ水の泡とのみ散り果てし花は再び咲かめやと (颯爽たる未来圏 / cali≠gari) *** どうにもこうにも、今日は朝から文章が書きたくて仕方がなかった。 いやまあ普段から何かそれっぽい文章を書いていいね稼ぎしたいなあという発想はあるんだけど、いか…

こうなりたかったのかい

高校生の頃、小難しい哲学書を読んだり政治の問題について考えたりしては、「こんなにも世界には難しい問題があるのに、どうしてみんな物事を深く考えないのだろう。だから世の中はよくならないんじゃないか?」と考えていた時期があった。 けれども、今にな…